1円硬貨を作るのに、コストは額面以上なんだってー!
日本はなぜ、そこまでして1円硬貨を作るの?
不思議の国、ジャパン。
海外の掲示板『reddit』で、
日本の硬貨にまつわる話題が注目を集めています。
ユーザーのほとんどが「ウソだろ」
「なんでだ!?」と口を揃えて驚く特徴が、
日本の1円硬貨にはあるというのです。
その特徴というのが、コチラ!!
水に浮く
そこで、本当に浮くのかどうか試してみたところ…。
本当だった!!
1円玉はなぜ水に浮くのか?
1円玉は非常に軽いといっても金属であり、比重の点から考えれば、水に浮かぶことはありません。
事実、水を入れた容器に無造作に1円玉を入れると、沈んでしまいます。
しかし1円玉を水面に対して平らになるように静かに置くと、浮かべることができます。
まずガラス容器に水を入れてみましょう。水は表面張力の力で液面を最小にしようとしますから、水面は水平になります。
(厳密には縁のほうでは水平になっていません。)
水面は下図の濃い青の線になります。
まずガラス容器に水を入れてみましょう。水は表面張力の力で液面を最小にしようとしますから、水面は水平になります。
ここで、1円玉を水平にかつ静かに水面に置くと、 1円玉の重量が加わるため、水面は下図のようにへこんでしまいます。
ここで、1円玉を水平にかつ静かに水面に置くと、 1円玉の重量が加わるため、水面は下図のようにへこんでしまいます。
ここで注意したいのは、1円玉の表面が「水にぬれにくい」ということです。
1円玉が水にぬれやすいと、たちまち水に囲まれて沈んでしまいます。
(アルミニウム自体は水をはじく性質はありませんが、アルミニウムの表面は空気中ですぐに酸化皮膜を形成してしまい、この酸化皮膜がある程度水をはじいています。)
ここでは下図のように
「水面の表面張力(その面積を小さくしようとする力)+水による浮力」と「1円玉の重量(1円玉にかかる重力)」
がつり合っている状態になり、1円玉は水面で浮いていられるわけです。
「水面の表面張力(その面積を小さくしようとする力)+水による浮力」と「1円玉の重量(1円玉にかかる重力)」がつり合っている状態になり、1円玉は水面で浮いていられるわけです。
なお、表面張力はどういうはたらき方をするかというと、下図の上から下のように、水面を小さくしようとしてはたらきます。
なお、表面張力はどういうはたらき方をするかというと、この図の上から下のように、水面を小さくしようとしてはたらきます。
ただし、これは水が高い表面張力を持っているために起こる現象です。
水の表面張力を下げるような物質(例えば洗剤)を添加したり、または水の代わりに表面張力の低い液体を使うと、1円玉は沈んでしまいます。
引用元:http://www.face-kyowa.co.jp
1円硬貨の軽さは、日本人であれば誰もが知っていることでしょう。
しかし、わざわざ財布から出して浮かそうと考えたことはなかったので、
なんだか新鮮な気持ちです。
ちなみに、1円硬貨が浮かぶのは、水面にそっと置いたときのみ。
原料であるアルミは軽い金属のため、
浮力と表面張力で浮く場合がありますが、
塊にしたり勢いよく落としたりすれば、沈んでいってしまいます。
しかし、浮かぶ硬貨というのは珍しいのか、
掲示板にはさまざまなコメントが寄せられました。
・1円硬貨を作るのに、コストは額面以上だと聞いたことがある。
・日本はなぜ、そこまでして1円硬貨を作るの?
・不思議の国、ジャパン。
とはいえ、世界各国の硬貨には
1円硬貨よりも軽い硬貨があるかもしれません。
海外の硬貨を持っている人は、
ぜひお手持ちの1円硬貨と比べてみて、
水に浮くか試してみてくださいね!
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