「もしも、何らかの事情で大好きな家族を手放すことになったら?」切ない理由に「涙があふれる」

大好きな家族を手放すことになったら?

考えるだけで胸が締め付けられるよ~…

猫ってそうなんだ!

猫や犬など、動物と暮らす人にとって、

彼らは『家族』であり何ものにも代えがたい大切な存在でしょう。

「もしも、何らかの事情で

大好きな家族を手放すことになったら?」

考えるだけで胸が締め付けられる思いがしますが、

誰しも絶対にないとはいい切れませんよね。

そんな「もしも」が物語のキーである小説『旅猫リポート』。

2018年に映画化が決定しており、早くも期待の声が寄せられています。

著者である有川浩さんが「一生に1度しか書けない物語」

と語るベストセラー小説をご紹介します。

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『旅猫リポート』(たびねこリポート)は、有川浩による長編小説。文藝春秋社発行「週刊文春」に2011年10/27号から2012年4/19号まで連載され、2012年11月に単行本が発行された。表紙イラストは村上勉。第34回吉川英治文学新人賞、第26回山本周五郎賞候補作、第4回ブクログ大賞(小説部門)、第4回山田風太郎賞最終候補ノミネート作。
引用元:https://ja.wikipedia.org

猫好きにはたまらない!?リアルさを追求した猫目線

主人公である猫の名前はナナ。長い間野良猫として生きてきたため、

プライドは高く、他人になかなか懐きません。

ナナはある事件をきっかけに、

優しい青年・サトルと一緒に暮らすことになります。

内容のほとんどが『ナナ目線』で語られており

「猫ってそうなんだ!」と、

猫の習性について新しい発見があるのも本書の魅力です。

 

僕?僕はもちろんいけてる猫だよ。初めてスズメを獲ったのは、

生まれて半年も経たない頃だ。

羽のあるやつは四つ足よりも捕まえるのが難しいんだぜ。

書籍『旅猫リポート』 ーより引用

猫にならないと分からない、狩りに関する認識です。

ほかにも、猫が飼い主に嫌がられてもつい狩猟をしてしまう

『理由』などが描かれています。

また、本書には犬も出てくるため、猫と犬の違いを楽しむこともできます。

 

あまねく犬というイキモノは、そのへんあまり冷静じゃなくて、

自分の主人が黒と言えばたとえ白でも黒なのだ。

(中略)

ちなみに猫なら飼い主が駄々を捏ねようと、白いものは白ですよ。

猫は己の信ずるところに従うのみだ。

書籍『旅猫リポート』 ーより引用

青年が「どうしても愛猫を手放さなくてはならない理由」

物語はナナとサトルがある事情で旅をスタートさせるシーンから始まります。

 

「ナナ、ごめんな」

サトルは申し訳なさそうに僕の頭をなでくった。

いいよいいよ、気にすんなよ。

「こんなことになってごめんな」

皆まで言うなって。僕は物の道理の分かった猫だよ。

「お前を手放すつもりはなかったんだけど」

人生ってままならないもんだぜ、僕は猫生だけど。

書籍『旅猫リポート』 ーより引用

銀色のワゴンで、ゆかりのある人たちの元を訪ねるサトル…

目的は「ナナを引き取ってくれる人を探すため」です。

一体なぜ、サトルは最愛の猫・ナナを手放すことになったのでしょう。

人や動物たちとの交流の中で、サトルの秘密が徐々に明らかになっていきます。

優しい雰囲気にほんの少しの切なさを含んで進んでいく、1匹と1人の旅。

読んでいくうちに、

読者も一緒に旅しているかのような気持ちになれる作品ですよ。

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